【24卒】第一志望群の企業研究
本日は、第一志望群の企業研究について話していきます。
前回からの続きになりますので、第二志望群もご覧ください。
今回の目次
・第一志望群とは?
・調べることリスト
・準備すべきこと
・まとめ
【第一志望群とは?】
第一志望群とは納得内定のことです。
この企業で働きたい!と胸を張っていえるような企業です。憧れだった企業などもここに属するでしょう。
また、強みが発揮できるという観点と行きたいという観点で五段階評価すればよいでしょう。
【第一志望群】
強みが発揮できる★★★★★
行きたい企業★★★★★
または、
強みが発揮できる★★★★☆
行きたい企業★★★★★
【第二志望群】
強みが発揮できる★★★★★
行きたい企業★★★★☆
【第三志望群】
強みが発揮できる★★★★☆
行きたい企業★★★★☆
上記のように分けていくのをおすすめします。
行きたい思いが強い企業が最終的な第一志望群の企業となると思いますので、強みが発揮できるか不明確でも第一志望群にしましょう。
【調べることリスト】
ここからは調べるリストの雛形を載せます。
コピーして活用しましょう。
・会社名
・設立年度
・企業理念
・事業内容
・社風(主観で良い)
・競合他社
・志望動機
・どの部署で何をしたいか
・自分を採用することで何のメリットがあるか
・過去質問集
・社長の名前
・代表メッセージ
・競合と比較しての強み
・競合と比較しての弱み
・売上高
・業界の将来性
・採用する人材の特徴
上記までが第二志望群で調べるべき内容です。
第一志望群ではここにプラスしてさらに細かい内容まで詰めておきましょう。
・気になるニュース
・競合他社のニュース
・今後どの事業部で成長していくべきか
・辞めた方の口コミ
・社風の言語化
・志望動機に繋がる原体験
・会社の歴史
・海外での活躍
・ネクストキャリアでどこに行く人が多いか
・明確なキャリアビジョンを2つほど
そしてプラスアルファで、OBに5人以上会いに行くことをおすすめします。内部情報や社風を理解するのにもってこいです。
【準備すべきこと】
準備するべきことは、第二志望群で記載したものプラス2つ、合計5つあります。
①上記の調べることの復習
②今まで会った社員の名前と印象をインプット
③面接当日のスケジュールを確認
④当日のニュースを事前にチェック
⑤オープンチャット等の情報を確認する
①に関しては上述しているため割愛します。
②に関しては今まで関わった社員や今まで話を聞いた社員の名前と印象をメモして、面接時に聞かれた際に用意をしましょう。
③面接当日のスケジュールを確認することは大事です。対面であれば何時に着くかなど電車をあらかじめ調べましょう。
④当日のニュースを聞かれる場合もあります。
最新のニュースを頭に入れておくことで、リサーチ力のある学生だと思われます。
⑤オープンチャットで流れている情報は有益なものも多々あります。就活生同士が話している内容の中には聞かれたことや意識したことなどが流れてくる場合があるためチェックしておきましょう。
しかし、この情報を鵜呑みにはしないようにしましょう。
【まとめ】
第一志望群の企業は、惜しみなく時間を使うべきです。
新卒の就活は一度きりしかありません。
妥協せず、納得内定を貰えるまで行動し続けましょう。
そしてOB訪問を5人以上行い、志望度を高めて面接に挑むことで説得力も合格率も上がります。
悔いの残らないように頑張りましょう。
今日も行動して、就活成功への道を歩んでいきましょう!
【就活体験談】OB訪問でやらかした話3選
24卒の方々はこれからOB訪問をたくさんするのではないでしょうか。
今回は私のOB訪問で就活時代やらかしたエピソード3選を話します。
反面教師として参考にしてください。
目次
・はじめに
・初OB訪問のメールのやり取りでやらかした話
・言葉遣いを叱られた50歳くらいのOB
・無駄な時間を過ごしたOB訪問
・最後に
【はじめに】
OB訪問は目的ではありません。
内定をもらうための手段、もしくは将来のキャリアのヒントをもらうための手段です。
当時の私は、OB訪問が目的になっており、手段となっていませんでした。
24卒の学生は、今からOB訪問をしようと思った際には、この目的と手段の考え方をしっかりマスターしましょう。
そして私が指導している24卒の学生さんに、以下のアプリから既に5〜7社のサマーインターンのオファーが来ていたので、ぜひ登録して見てください。
【初OB訪問のメールのやり取りでやらかした話】
対面のOB訪問はやったことがありますでしょうか。
私は当時、総合商社かっこいいなと思い、三井物産の大学のOBに話を聞きたかったです。
ビズリーチキャンパスで登録をし、片っぱしから申し込みをしていました。
そして、対面でお会いすることになった方のメールアドレスを伺い、OB訪問時のメールのテンプレ(雛形)を作っていました。
そして、当日忙しかった私は、そのテンプレのまま送信をしてしまったのです。
〇〇様 お世話になっております。といった形です。
そんなミスしないでしょ?と思うと思います。
私もそう思っていたのですが、時間が切羽詰まったり、焦っていたりするとそのようなミスをしがちになってしまいます。
皆さんは気をつけましょう。
その方は非常に優しく、「全然気にしていないですよ、雛形を作ることは大事ですから」と言ってくれました。
結局選考では落ちましたが・・。
【言葉遣いを叱られた50歳くらいのOB】
ミスをしてから数週間後のOB訪問です。
同じく三井物産の男性の方でした。
かなり年次も高く、貴重な経験の話が聞けることを楽しみにしていました。
ZOOMで30分ほど話すことになり、過去の志望動機などを中心に聞いていました。
男性の話に私は目を輝かせながら「はいはい!そうなんですね!」と相槌を打っていました。
そしてあるとき、その男性は私に言いました。
「さっきからさ、はいはいって舐めてる感じするんだけどやめてくれない?」
私は背筋が凍りました。失礼のないように反応良く見せていたことが返って逆効果だったのです。
「はい、は一回だけでいいでしょ普通。こういうのもOB訪問で学べてよかったね。」
と言われ、学べてよかったとは思いましたが、面談終わって今でもかなり印象に残っています。
しかし、このことを言われなければ今までずっと、相槌は「はいはい!」と言っていたので気づかせてくれたことに感謝です・・。
まぁ結局選考では落ちましたが・・・・。
【無駄な時間を過ごしたOB訪問】
3年生の6月はたくさんOB訪問していました。
マッチャーを使いながら、内定者やOBにたくさん話を聞いていました。
そこで時間を奪われた経験を話します。
たまに対面のみ受け付けていますというような人がいると思います。
このような人には要注意です。
何故ならば時間を奪われる可能性があるからです。
もちろん対面で会った人の9割型とてもいい方々でした。
野村證券出身で会社を興した人に話を聞いた経験は今でも鮮明に頭に残っています。
しかし、私が会ったその方は、私の言うことをことごとく否定するのです。
「なんで大手に入りたいの?なんで?大手っていいことないよ?」
「そんな大企業あなたが入れると思う?」
「入って活躍できるわけなくない?」
最終的に私が内定承諾をした企業のこと自体も知らなかったですし、あまりリテラシーのある方ではないなと思い、その後は連絡を絶ちました。
しかし、連絡を絶った1ヶ月後に急にLINE電話がかかってきたのです。
若干恐怖さえ感じました。
今でもこの人はなんのために就活支援をやっているのか何もわからず仕舞いです。
【最後に】
OB訪問は就活を成功させるために有効な手段です。
内定者にたくさん会うこともいいですし、社会人に話を聞けるのも学生の特権です。
社会人になってからアポイントを取ろうとするとかなり苦労するので。
したがって、悔いのない就活をするためにもできる限りのことは行いましょう。
今回は私の体験談でしたが、OB訪問の際に聞いていたテンプレート質問なども共有しますので、ぜひのぞいてみて下さい。
今日も行動して、就活成功への道を歩んでいきましょう!
【新着体験談】三菱商事の最終面接を受けてきた話
今日三菱商事の最終面接を受けてきました。
MARCHから進んだ身ですので、勇気付けられたらと思います。
手ごたえはあまりありませんが、怒涛の三日間の話をします。
これから受ける人や、来年受ける人の参考になれば幸いです。
大前提に言いますが、かなり面接官ガチャによる要素が強いです。ですので、落ちても面接官との馬が合わなかったと思いましょう。
目次
・6/1の一次面接
・6/2の二次面接
・6/3の最終面接
【1日目】
1日目は、面接官二人の2対1の面接でした。
zoomになります。
なぜ?と深掘りされることは少ないため、ここは普通の面接になれていたら余裕でしょう。
おおよそ30分くらいです。
聞かれたことは、
・ガクチカ
・志望動機
・逆質問
主にこれらです。あまり凝った質問はされないため、
志望動機さえ固めていれば問題ありません。
いたって普通に面接は終了し、15分後には電話がかかってきました。
その電話は出れなかったのですが、折り返すと「合格です、明日二次面接できますか?」となりました。
【二日目】
二日目はケース面接です。zoomになります。
面接官が元々2人いましたが、通信障害で1対1になりました。
噂には聞いていましたが、正直対策のしようがないです。
大枠の解き方すら分かっていればいいと思います。
3分と短い時間でしたので、あまり固まっていなくても議論していく中で作っていくイメージです。
私の場合、
定義づけ→与えられたテーマの特徴や強み→課題の要素分解→ターゲティング→施策
上記のように進めました。イメージがつきづらいと思うので、私の出された例と思考の回路も示せたらと思います。
「高速道路のサービスエリアに相乗効果が生まれる事業を考えよ」
というものでした。
まず高速道路ですが、東京から1時間くらいの〇〇サービスエリアのような場所と定義づけしました。(高坂サービスエリアのような?)
他に定義づけできる部分が思い浮かばなかったためこれだけです。
その後、サービスエリアの特徴を考えました。
・何か食べたい
・ゆっくりしたい
・旅のお供に楽しむ
というような特徴があると考えました。
課題の要素分解をしたところ、今回は
流入する客数×滞在時間
と考えました。もちろん消費金額なども考えなければならないだろうと思いましたが、滞在時間をいかに増やすか考えようと思いました。
今回のターゲット分析をしたところ、
大学生や20代、30代と色々考えましたが、
滞在時間にフォーカスを当てて、今回は家族連れに対して何か施策を打とうと考えました。
ここまできたらあとはアイデアベースです。
子供に付き合う家族が滞在時間をどう増やすか考えた場合、
屋外と屋内に子どもが遊ぶ場所を併設することを考えました。屋外ではアスレチックを併設し、屋内ではちょっとした遊びスペースと埋め込みテレビをつけてアニメを流すことをアイデアで出しました。
幸いにも、面接官に娘さんがおり、話が弾みました。
そのあとは面接官とディスカッションしながらこの場合はどうだろう?収益はどこであげよう?と話していく感じです。
必ず面接官の意見を受け入れることが大事です。総合商社でビジネスを考える場面において、論破するより双方向のコミュニケーションの方がいいはずです。
面接官から、「縁あって一緒に働けることを楽しみにしています」と言われたので合格だと確信していました。
しかし、朝9時20分に面接を受け、合格連絡は19時15分でした。
面接官が一人になったため、社内で議論していたのでしょう。
また、明日空いていますかと言われ、最終面接へ。
【三日目】
ついに対面での面接です。
実はここまではあまり倍率が高くないのです。
最終面接は9倍ほどと聞いていますのでかなりの鬼門です。
12時40分からの回に招集され、当日丸の内へ。
当日の流れは
筆記試験(言語非言語のみ)+簡単なテスト
↓
面接
↓
人事面談
このような流れです。
・筆記試験+簡単なテスト
テストは心配していましたが、可もなく不可もなくと言った形で終わりました。あからさまに点数が違うとかでない限り大丈夫だと思いますが、若干不安です。しっかり勉強することをおすすめします。
・面接
他の企業の最終面接と違い、がっつり選考されるため、準備をしていきましたが、正直かなりきつかったです。
「なんでですか?なんでですか?」
とかなり鋭い質問から、
「それって今じゃ当たり前になってるんですけど今後も価値を発揮すると思うんですか?」などとツッコミが鋭かったです。
私の準備、リサーチ不足なのは反省点ですが、
プラスでOBと模擬面接をひたすら繰り返した方がいいと感じました。
聞かれる質問は、
・自己紹介と志望動機
・上記の深掘り
・他でも当てはまると思うけどなぜ商社?
・商社で何がしたいの?
・それはなんで?原体験あるの?
・最後に何か言い残したことか質問はある?
このような形でした。
・面談
人事の方が何回もここからは選考と関係ないですとわざとらしく言ってきましたが、ガッツリパソコンでカタカタしていたのでそれはないでしょう。
気を抜かずに挑みましょう。
はじめにパソコンで他社選考状況を入力し、部屋に案内されます。
聞かれることは、
他にどんなところを受けているのかの確認と志望度の確認です。即答で言いましたが、落ち着いたトーンで話しているため、熱量が伝わるようにしましょう。
5-7分ほどで終了します。
これで全て終了です。
総じて三日間は貴重な経験になりましたし、MARCHからよじのぼって行ける可能性を感じた瞬間でした。
実際にどんな対策をすればいいのか知りたい方はぜひマッチャーよりお話しましょう。
【就活】本気の面接準備-総合商社④
今回は前回の続きです。
本気で面接の準備をする場合、どこまでやるのかを載せています。
実際の私の対策を載せており、かなり長いので、
大枠を参考にしていただければと思います。
目次
①業界研究
②企業研究
③就職活動の軸との紐付け
④業界の志望動機
⑤企業の志望動機
⑥ガクチカとの紐付け⇦前回
⑦自己PRとの紐付け⇦前回
⑧その企業でやりたいこと⇦前回
⑨オリジナルエピソード(実体験)⇦今回
⑩過去質問集⇦今回
⑨オリジナルエピソード
・OB訪問で感じたこと
→やっている業務のスケールが大きい。
→一日ごとに落とし込むと、やっていることは地道な調整や数字の管理
→仕事、会社に誇りを持っている人が多い
→尊敬する上司は面白い人が多いらしい(ギャグセンス)
→海外志向の人が大半
・内定者訪問で感じたこと
→優秀すぎる
→経歴がすごい
→海外経験がある
→ロジカルシンキングに優れている
→志望動機が洗礼されている
・会社訪問で感じたこと
→社員の方々が誇りを持っている
→三綱領に引かれて入社した人が多い
→熱い想いを持つ社員が多い
→勉強熱心
→海外でのかけがえのない経験を作る人が多い
→上司は面白い
→仕事は楽しい
・企業分析中
→就活生に人気
→扱う仕事がダイナミック
→何をやっているのか深いところの理解はできない
→転職で行く人も多い
→投資銀行とコンサルのミックスのような事業形態
⑩過去質問集
一次面接
・自己紹介
・学生時代に力を入れたこと(事前にエントリーシートに書いた内容から)
・なんでそれをした?
・自分のしたことを周りに還元した?
・その取り組みでよかったの?
・他に工夫したところはある?
・志望動機
・やりたいことはあるのか?
・学生時代に力を入れたこと深掘り
・どう苦労したの?
・何で代表をつとめたの?
・周りの意見をすり合わせるの方法は?
・ステークホルダーへの対処は?
・志望動機軽くとやりたい事業について
・高校時代の取り組みの深堀
・逆質問10分
・ESに書いた学生時代に力を入れたことの深掘り(どんな困難があったか、他にどのような打ち手があったと思うか、結果と周りの反応はどうだったか)
・ESで提出した「自分らしさを表す写真」について(どのような状況で撮ったのか、この写真のどこが自分らしさを表していると思うか)
・周りから言われるあなたの長所と短所は?
・人を動かす、巻き込む上での印象的なエピソードは?→そのときどんな気持ちだった?
・困難乗り越えたエピソードは?→そのときどう思った?
・なぜ三菱商事?
・自分って仕事できると思う?→それはうちでどのように活かせると思う?
・最後に一言
上記のように過去の質問をメモしましょう。
大事なものだったり、答えずらそうと思うものは準備しましょう。
今日も行動して就活成功への道を歩んでいきましょう!
【24卒】第二志望群の企業研究
今回は、第二志望群の企業研究を話します。
そこそこ志望度高いけどあまり面接対策とか時間をかけたくないという人はいませんか?
そんな方に、第二志望群の企業研究の流れや雛形をお伝えします。
時間をかけずサクッと終わらせましょう!
今回の目次
・第二志望群とは?
・調べることリスト
・準備すべきこと
・まとめ
【第二志望群とは】
第二志望群とは、妥協内定のことです。
「この企業でも最低頑張ってやっていけそうだ」
というような企業です。
大体10社ほどあるといいでしょう。
自分自身の強みが発揮できる企業を第二志望群にするといいでしょう。
強みが発揮できる企業と行きたい企業が合致するところが第一志望群の企業です。
五段階評価で表すと、
【第一志望群】
強みが発揮できる★★★★★
行きたい企業★★★★★
【第二志望群】
強みが発揮できる★★★★★
行きたい企業★★★★☆
【第三志望群】
強みが発揮できる★★★★☆
行きたい企業★★★★☆
*完全に主観で大丈夫です。
ワンキャリアなどの評価を見てくるのもありです。
行きたい企業のところですが、どれだけ就職活動の軸に当てはまっているかを判断するといいです。
ここで、より大企業がいいとなる人が多いと思います。
その場合、本音の軸を設定しましょう。
第三志望群の企業研究はこちらをご覧ください。
(*第三志望群の企業研究)
この企業めっちゃ行きたい!
この企業自分に合いそう!
と直感で感じた企業は、この第二志望群に入れるべきです。
かねてから行きたかった憧れの企業などを第一志望群にしましょう。
【調べることリスト】
ここからは調べるリストの雛形を載せます。
コピーして活用しましょう。
・会社名
・設立年度
・企業理念
・事業内容
・社風(主観で良い)
・競合他社
・志望動機
・どの部署で何をしたいか
・自分を採用することで何のメリットがあるか
・過去質問集
上記が、第三志望群の調べることリストです。
ここにプラスして、より細かく調べましょう。
・社長の名前
・代表メッセージ
・競合と比較しての強み
・競合と比較しての弱み
・売上高
・業界の将来性
・採用する人材の特徴
【準備するべきこと】
準備するべきことは、上記の調べることを含めて大きく3つあります。
①上記の調べること
②今まで会った社員の名前と印象をインプット
③面接当日のスケジュールを確認
①に関しては上述しているため割愛します。
②に関しては今まで関わった社員や今まで話を聞いた社員の名前と印象をメモして、面接時に聞かれた際に用意をしましょう。
③面接当日のスケジュールを確認することは大事です。対面であれば何時に着くかなど電車をあらかじめ調べましょう。
【まとめ】
第二志望群の企業研究はお分かりいただけたでしょうか。
第二志望群は、内定をもらったらかなり就活に落ち着きが出ます。
早い段階で内定をもらって、第一志望群に集中しましょう。
【就活】本気の面接準備-総合商社③
今回は前回の続きです。
本気で面接の準備をする場合、どこまでやるのかを載せています。
大枠を参考にしていただければと思います。
目次
①業界研究
②企業研究
③就職活動の軸との紐付け⇦前回
④業界の志望動機⇦前回
⑤企業の志望動機⇦前回
⑥ガクチカとの紐付け⇦今回
⑦自己PRとの紐付け⇦今回
⑧その企業でやりたいこと⇦今回
⑨オリジナルエピソード(実体験)
⑩過去質問集
⑥ガクチカとの紐付け
ガクチカは、再現性が最も重要です。
ガクチカから発揮された強みを業務にどのように落とし込めるのかをはっきりさせるべきです。
以下300字ガクチカです。
新電力企業でテレアポ営業に尽力したことです。
私は、15人チームのリーダーをしており、目標アポ数は月間で220件でしたが、10人のインターン生のアポ数が47件と低い状況でした。
そこで顧客に断られた際の切り返しトークと断りづらいトークがアポ取得に必要だと考え、アポ数向上のために3つの施策を行いました。
1.既存のトークスクリプトを変更し、感情に訴えかける言葉を組み込みました。
2.勤務前に架電ロールプレイを行い、切り返しトーク向上に努めました。
3.電話の際に担当者レベルに応じて訴求ポイントを変えることです。
その結果、インターン生のアポ数を前月47件から111件に成長させチームで222件を達成しました。
ここで商社の業務との関連性を見つけます。
商社の業務として大事なのは、
人と人を繋ぐ、利害調整をするなど
このようなエピソードがあるといいと思います。
したがって、ここから上記のようなエピソードを抽出します。
2.勤務前に架電ロールプレイを行い、切り返しトーク向上に努めました。
最もアピールできるのは、この施策の背景です。
当時の現状は、週一で行う営業ロープレは、給与が発生しない練習時間として行われていました。
したがって、インターン生は朝会での営業ロープレに後ろ向きでした。
私は、アポイント数向上のためには営業ロープレは必須だと考え、私が直接、社長に賃金が発生する仕組みに変更することを打診しました。
結果、アポ取得には営業ロープレが毎日必要であり、給与が発生する仕組みに変更されました。
その後、アポイント取得数も増え、インターン生も会社も満足するWinWinの関係を作り出すことに成功しました。
この経験から、私は互いの利害の調整のため、常にチーム全体のアウトプットの最大化のために上の人、下の人関係なく働きかけることができると考えている。
これは商社にも生きてくると考えています。
一見普通の施策でも背景の思考を話せば、かなり考えられている施策になり得ます。
⑦自己PRとの紐付け
以下400字の自己PRを載せます。
私の強みは、「周囲を巻き込み目標を達成する実行力」です。
私は小学校から、様々なバックグラウンドを持つ方々とサッカーをしてきました。
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨する中で、チームにより高い結果をもたらしたいという気持ちがモチベーションとなっていました。
この強みを活かして、中学のサッカーでは、練習時に一人一人に声掛けを行い、手を抜かない練習を徹底しチームを初の東京都ベスト16に導きました。
高校では、先輩を巻き込み、チーム練習にフィジカルトレーニングを導入し、ボール保持時間を1.5倍に増加させ、勝率が1.5倍に増加させました。
大学では、長期インターンのインターンリーダーとして、社長を巻き込みチームのアポイント向上のための施策を実行し、アポイント数を47件から111件まで上昇させました。
この経験から、課題に対して主体的に行動し、周囲の協力、理解を得ながら目標を達成する力があると自負しております。
この強みを活かして、御社でビジネスマネジメントに特化した人材になりたいです。
総合商社であれば、チーム内で発揮される強みがいいでしょう。個人で頑張った経験から抽出される強みではウケがあまり良くないと思います。(仮説)
上記から発揮される強みは、周囲を巻き込む力や地道な努力などです。
これらは商社の事業投資で、現場を重視している三菱商事でも活きてくると考えています。
⑦商社でやりたいこと
以下は実際の質問を例にしていきます。
あなたが三菱商事で手掛けてみたいビジネスや、三菱商事で働く中で獲得したい経験・スキルについて、教えてください。
私はエネルギーに関する諸問題解決に関するビジネスを手がけたい。再生可能エネルギーの電力小売企業で働き、再エネを広め、やりがいを感じたため、貴社では世界中の環境問題を解決し、次世代によりよい環境を残したい。脱炭素や世界中へのエネルギーの安定供給などに関する問題解決においては、エネルギーの専門知識だけではなく、現地の幅広い知識や経験を身につける必要があると考えている。そのため貴社内の様々な分野のスペシャリストを巻き込みながら、エネルギーに関する諸問題解決に貢献したい。
【想定される質問】
1.なぜエネルギーがやりたいのですか。
2.身につけたいスキルは?
3.そのためにどうすればいい?
4.もしそれができなかったらどうする?
【答え】
1.長期インターンでエネルギーの法人営業をやっていて、3方良し(国、お客様、会社)のビジネスにやりがいを感じていたから。
→現在のトレンドであり、企業が注目している分野で仕事ができることが自分自身のやりがいが大きいと感じている。
2.脱炭素の専門知識を極めたい+マネジメント能力を磨きたい→最終的には出向先での事業経営に携わりたい。→なぜ事業経営をやりたいのか→長期インターンの社長と塾長への憧れがあったから。
3.インプットとアウトプットの量を他の人よりもこなしていく。尊敬する上司のマネジメントを研究する。
4.別の部署でも頑張れる。三綱領の理念に共感しており、人とカルチャーに魅力を感じているため。
ガクチカと自己PRに関しては自身の強みと商社で必要となる要素を抽出することが大事です。
面接対策を十分にして後悔のない就活をしましょう!
【就活】本気の面接準備-総合商社②
こちらは、面接を控えた私が本気で面接対策をしているものを書いたものです。
企業分析する際の雛形として使って頂ければと思います。
前回の記事が土台です。
ぜひこちらも同時にチェックしてください。
目次
①業界研究
②企業研究
③就職活動の軸との紐付け⇦今回
④業界の志望動機⇦今回
⑤企業の志望動機⇦今回
⑥ガクチカとの紐付け
⑦自己PRとの紐付け
⑧その企業でやりたいこと
⑨オリジナルエピソード(実体験)
⑩過去質問集
③就活の軸との紐付け
私の就活の軸は3つあります。
1つ目:高年収
2つ目:自分の力で付加価値のつけられる仕事をしたい
3つ目:市場価値を高めたい
高年収は商社で合致しているので飛ばします。
自分の力で付加価値のつけられる仕事は、商社は決まった商材がなく、人と人の繋がりでビジネスを広げていくため、付加価値が無限大だと考えます。
市場価値とは、人材の珍しさ✖️企業のレベルだと考えます。
そして市場価値という観点では、商社は事業投資や事業経営ができるという点から、かなり市場価値は上がっていくのではないかと思っています。
経営人材になれる可能性が高いことは、かなりの魅力でしょう。
④業界の志望動機
よくあるのは、
・日本のプレゼンス向上に携わりたい
・価値観の異なる人々と一つのものを作り上げたい
・新規事業を興したい
・事業経営をしたい/経営人材になりたい
・海外で働きたい
これらが中心となる志望動機でしょう。
私には上記を志望動機にする背景があまりないため、難しいです。
同じ思いを持っている方も少なくないでしょう。
本来であれば下記のような流れで志望動機を作らなければなりません。
【将来成し遂げたいこと/将来どんな価値貢献をしていきたいか】
↓
【なぜそれがやりたいのか、その先に何があるのか】
↓
【そのための志望動機】
↓
【なぜこの業界でなければいけないのか】
無理やり作るのもいいでしょう。しかしながら説得力に欠けたり、話していて熱意が伝わらないかもしれません。
したがって準備しておいて、聞かれたら答えるという程度でいいでしょう。
私の場合、成し遂げたいことやどんな価値提供したいかと聞かれた場合は、
「環境ビジネスを通じて商社の巨大サプライチェーンのCO2排出量を0にしていきたい」
と言うでしょう。
インターンでやっている内容ではあるものの、強いこだわりはないため、あくまでも仮です。
上の5つから業界の志望動機を選ぶなら、
「経営人材となり、価値観の異なる人々と一つのものを作り上げたい」
となります。
ゴールを決めたので、その背景を深掘りしていきましょう。
「経営人材となり、価値観の異なる人々と一つのものを作り上げたい」
↓なぜそれがしたいか?
「将来なりたい姿に近づくための手段」
↓将来なりたい姿とは?
「尊敬される父親になりたい」
↓どんな人?なぜ?
「①グローバルに活躍②マネジメント人材③高年収」
↓
「これらは私の父で、尊敬していたから」
↓
「上記を満たせるのは総合商社が最も適している」
このような流れです。
しかし、将来なりたい姿に近づくための手段だと若干薄いです。実体験からそれがしたいと思ったというのを言いたいです。
これに関しては作り話でOKですが、あまり壮大なエピソードはNGです。
「経営人材となり、価値観の異なる人々と一つのものを作り上げたい」
原体験や背景を強くすると、
経営人材に関しては働いていた塾の塾長の経営手腕に憧れを抱いていたという観点です。
価値観の異なる人々と一つのものを作り上げたいという部分に関しては2点あり、大学時代のビジネスコンテストの経験と高校時代のサッカー選抜チームです。
ビジネスコンテストでは証券ゼミナール大会で5大学が議論して、最終的には一つの答えに作り上げた経験がある。このときに、最終的なゴールを統一してそのゴールに近づくための議論をしていた。
高校時代のサッカーでは、さまざまな学校の生徒が集まって、東京都優勝という同じ目標を掲げて切磋琢磨した。
これらの経験から、ゴールが同じでそれに向けて頑張っていくということは、達成した時の達成感も大きいし、やりがいを大きく感じることができました。
したがって、
「経営人材となり、価値観の異なる人々と一つのものを作り上げたい」と思っているのです。
⑤企業の志望動機
人とカルチャーです。
人の部分は、
「熱い想いを持っている人、上司が多い」
⇦座談会での毎回の質問
「尊敬する上司の方々はどのようにマネジメントしていますか」という質問の返答で感じた。
「一つ一つのプロジェクトに対して誇りを持って働く」
カルチャーの部分は、
「現場を最も重視している」⇦座談会で感じた
「三綱領の理念自体に素晴らしいと感じているがそれよりも、この理念を社員一人一人に落とし込んで行動していることに心打たれた」⇦社員の方々
上記のように、なるべくネットの情報ではなく実体験で自分自身が感じたことをオリジナルで話すようにしましょう。
次回はシリーズ3です。
今日も行動して就活成功への道を歩んでいきましょう!